電車のマナー

数日前、電車に乗ってて、ふと思った。

私は、電車内のお気に入りの位置、扉前の角にいた。

ある駅で、反対側のドアから、乳母車を引いたお母さんが入ってきた。

お母さんを、若妻と書くと、なぜエロスな感じになるのだろうか・・・不思議だ。

7列がけのちょうど真ん中の席に座っていた男の人が、すぐに席を立ち、

そのお母さんに席を譲ろうとした。ナイスマナー!

しかし、お母さんは柔らかく、その譲歩を断った。

なんかその風景がとても気になり、理由を考えるが、答えはよくわからなかった。

私の目的駅に着き、降りようと自分がいた位置に対して、

対称にある扉に向かうと、お母さんは動き出し、

真っ先に私がいたスペースを埋めたのだった。

そこで、やっと気付いた。

彼女は、座りたくないわけではなく、第一優先に乳母車の固定があったのだ。

と言うことは、マナー的には私がスペースを空けるのが正解だったのだろう。

電車内のマナーの悪さに関して、テレビでよく目にするし、実経験でも感じるものはある。

ただ、その悪さでだけをあげ、具体策についてはあまり聞いたことがない。

もしかしたら、マナーが悪いやつをなくそうとするよりも、

マナーが悪いのが気になる人たちが、ホスピタリティのような心を持って、

電車に乗ることが正解になるのかもしれない。