贈り物によるメッセージ

席を離れた隙にそっと私のデスクに置かれたリラックマ

クマがハートの中に入って笑っている。

可愛い後輩。

いつも怒られる私を見て、

「肩の力を抜いて!リラックスしてください、先輩。」

と楽しい想像をした後、現実的に誰がおいてくれたのか考える。

可愛い後輩の可能性は0。

我が部署には新人が一人しかおらず、

男しかも俺より年上。

うちの部署は新人を教育できる環境がないとの事。

って新人の時に本部長に言われたが、新人にそれを言われても困る。

頑張ろうと思っている新人にそんな事を言うのは、

献血しようとした吸血鬼を断るぐらい酷だ。

リラックマ

おそらくあいつ。

同期のつんつん頭。

顔は若干強面。

しかし、なぜかこういった可愛いものをよくくれる。

不思議な奴だ。

でも、疲れているときに誰かに背中を「ポンッ」って押されたような

気持ちにはなれた気がする。

だから、ありがたく貰っておきます。