否定のタイミング

昨日、仕事も終わり、帰ろうとした際、同じ部の同期を見つけました。

一応、「良いお年を!」ぐらい言っておこうと思い、話しかけにいきました。

たまたま、彼女も帰る所だったようなので、会社の外まで一緒に行きました。

最近の近況と言うとても社会人的な会話をしつつ、会社の出口に向かうと、

そこに同じ部の女性の先輩が2人立っていました。

軽く挨拶するぐらいでいいと思ったので、お疲れ様ですと言うために、

息を吸い込むと、「ちょっと待って!」と止められました。

何か顔がニヤついています。

「二人ってそういう関係だったんだー。」

そう、実は妹なんです。

とか言う空気ではないことは、ドラマを見ない私にもわかります。

こういう時、私は必ず即否定しない事にしています。

理由は、何となく女性に失礼な気がするからです。

飲み会などの際、「お前ら、付き合っちゃえばいいじゃん♪」みたいな

事を言われたと想像してみてください。

「お前ら」と言う事は、もう一人言われた人がいます。

その人が即否定をしたとします。

私の場合、この瞬間、告白してもいないのにフラレタという

とてつもない哀しみとやり場のないイラつきが体を包み込みます。

また、もう一人言われた人が、何歩譲っても人間の顔には見えない人だとします。

「○○君とは無理だよーーー。」とジュゴンに言われたら・・・

きぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

この気持ちを女の人に味合わせるのは失礼だと思うのです。

もしかしたら、自分もジュゴンに見られているかもしれない。

それに、とりあえず笑っておくと、私の人生の経験上、女性のほうが

やんわり否定してくれる事が多かったので、今回もとりあえず笑っておきました。

すると、同期の女の子も笑っています。

計算ミス!

どうやら同タイプのようです。

相手が同タイプだった時のIF文は、私の中には用意されていません。

悲しい事に、相手の同タイプも用意されていないようです。

「だって同じような服着てるしねー♪」

先輩、謎の着目点。

共通点はダウンジャケットって事のみ。

物凄く大雑把なカテゴリー分け。

でも、悲しき同タイプ。

選択肢は笑うのみ。

二人して笑っている・・・。

もう、めんどくさくなって「じゃ、良いお年を!」

と言って立ち去ってしまいました。

去り際に先輩女性が「仲良くね♪」といらない別れの言葉を発しています。

どうやら確信に変わってしまったみたいです。

まぁ、いいか・・・。