変な話

「ねぇねぇ、すごく面白い話なんだけど・・・」

と言う前振りで始まる人の話は、大概おもしろくない。

本当に面白いことを言える人に出会える確率と、

頭を強打する→強打部をおさえる→押さえた手を確認する

→本当に出血している確率はほぼ等しいだろう。

そんな思いを持った私に、前の会社の上司はこう切り出したのだ。

「あのなぁ〜物凄く変な話なんだけど・・・」

当然、「どうせ変じゃないでしょ!?」という考えがよぎる。

「何ですか?」と問うと、上司はこう答える。

「お前は2年間がんばってくれたから、

お前の送別会をやろうと思うんだ。だから・・・」

お前、幹事やってくれ!

・・・。

やべぇ、出血した。