1/4

「優勝も狙える位置にいる!」

とキャプテンの根拠もない一言から今日の大会は始まった。

前回のフットサル大会は、普通クラスに出場し、

見事16チーム中16位と言う芸人しか喜ばない順位で終わった。

「ベスト16に入った!」

あくまでポジティブ、実際はただ悲しい言葉を残し、

前回の大会は幕を閉じた。

しかし、あの時僕らは、

せみの抜け殻を踏んだぐらいのもどかしさを感じていたのだった。

反省を生かすのが社会人。

と言うことで、今回はウルトラビギナークラスでの出場を試みる。

根拠のないキャプテンの一言は、全員一致で無視し、試合に臨む。

ここらへんのチームワークは、是非民主党に学んで欲しいものである。

そんなチームワークが功を奏したのか、なぜか勝ってしまう。

大会での初めての勝利に喜び方を知らない私たちは、

突然友達からキスをされ驚く中学生日記ならではの顔をしたまま

グラウンドに立ち尽くすのであった。

1回勝つと図に乗るのが私たち。

2試合目もなぜか勝ってしまう。

さすがに2回目ともなると喜び方を覚えるようで、

ラジオ体操の指導員ぐらいのテンションを作り上げたのだった。

3試合目。

これに勝つと、リーグ1位突破。

だが、そんなことを経験した事がない私たちは、

とくに緊張する事もなく、テスト中暇な時に、

0とかを黒く塗りつぶしてしまうぐらいのリラックスした気持ちで

試合に臨むことができたのであった。

そして、3試合目も勝ってしまう。

3回目ともなると、逆にすかし方も知るようで、

残りカード2枚時の8切りみたいな余裕顔が出来るのであった。

そして、準決勝・3位決定戦と進むのだが、

ここから先は忘却フラグを立ててしまったので、

残念ながら書けないのである。

審判に天竜源一郎、ヒューザーの社長、相手チームに速見いまいちの

そっくりサンがいた事だけは記憶に残っているのだが・・・。

今回はベスト4と言う事で幕を閉じた。

次回は、この1/4連鎖が続く事をただ望む・・・。