響け、恋の詩
金曜の昼下がり。
電車に乗っていたら、隣の人たちの会話が聞こえてきて、
ふっと詩が浮かんだので聞いてください。
「誰が悪い」
バカップルプル。
バカプルプル。
横でプルプル。
オレプルプル。
「ねぇねぇタカシ〜♪ジューチュ飲む?ジューチュ飲む?」
「えぇ、いいよ。」
「タカチー♪タカチュー♪ジューチュ飲む!ジューチュ飲む!」
「わかったよ。飲むよ〜♪」
「あぁ〜アキとタカシ〜間接キッチュ!」
・・・。
プッチンプリンが皿の上。
プルプルプルプル皿の上。
バカップルプル。
バカプルプル。
横でプルプル。
オレプルプル。
「ねぇねぇタカシ〜♪アキもジューチュ飲む!ジューチュ飲む!」
「はい、ジューチュ。」
「ゴクン!グェッ!!!」
「え・・・ゲップした?」
「違〜う♪今のはさっきのタカシの分。間接ゲップ。」
マナーモードを解き放て。
プルプルプルプル解き放て。
バカップルプル。
バカプルプル。
横でプルプル。
オレプルプル。
「ねぇねぇタカシ〜♪次の駅で降りちゃうの?」
「あぁ、家だし・・・。」
「や〜だ!アキ淋しい。」
「いや、でもさー」
「じゃ〜最後にアキからタカシに〜♪愛の・・・ゲップ!」
・・・。
・・・。
TRAIN TRAIN 走ってゆけ!
TRAIN TRAIN どこまでも!
バカップルプル。
バカップルプル。
バカップルプル。
「えー車内では、プッチンプリン等のご飲食はお控えください。
また、携帯電話は、優先者付近以外ではマナーモードに、
優先者付近では電源を切るようお願い申し上げます。
車内マナーへのご協力お願いします。」