疲れたときの詩

シャワーを浴びる。

もう洗い流し足りない所などないのに、

ただ闇雲に浴びる。

目を瞑り、「修行!」とつぶやき、

何となく手を合わせる。

水も滴るいい男、お経風に唱える。

そんな自分がおかしく思え、少し笑う。

明日も頑張ろうと思う。



飲み物を飲む。

必要以上に喉が渇き、

勢い良く牛乳を取る。

勢いに任せ、「表面張力!」とつぶやき、

なんとなく腰に手を当てる。

大した爽快感もないのに、「プハーッ」と

満足に自分をもっていく。

そんな自分がおかしく思え、少し笑う。

明日も頑張ろうと思う。



小さい方をする。

無意味に潔くバズーカを出し、

標準を便器に合わせる。

目を見開き、「発射!」と小声で叫び、

高校で習った斜方投射を思い出す。

なんにもよくないのに、「よしっ」と
自分に言い聞かせる。

そんな自分がおかしく思え、少し笑う。

明日も頑張ろうと思う。



今、自分は仕事をしている。

胸を張って、自分は子供の未来のために仕事をしていると言ってやる。

そんな自分を鼻で笑う奴は、オレは鼻くそで笑ってやる!

な〜んて思うと、明日も頑張ろうって思える。