意表
ある生徒の社会を教えていた時のことである。
歴史で関が原の位置について教えようとしたところ、
日本地図がさっぱりわからんと言うことで、
突如地理の授業に変更した。
日本地図パズルをやらせ、
次に日本地図テストをやらせていたときである。
古都を指し、ヒントをせがむ生徒。
しょうがないので、「修学旅行でよく行く所。」と、
正解丸出しのヒントをささげる。
「あっ!」
私の愛のパスを受けた生徒が、威勢よく答える。
「岐阜!!」
・・・。
え〜今年は、ちょっと趣向を変えて、岐阜に修学旅行先が決定しました。
・・・先生、趣向変えすぎでは・・・。
と、いう光景が浮かびます。
マスタードにしますか?
バーベキューにしますか?
日本人なら醤油にしますか?
ぐらいの意表を疲れたわけです。
最初に岐阜と答えてくれれば、歴史の授業だったのに・・・。