ドキッ

恋は、突然やってくる。



先日、異性とサシ飲みをした時のお話です。

彼女のある一言に、私のハートは揺らされました。

はっきり「ドキッ」としたのを覚えています。

人に言うことではないのですが、その一言を書きたいと思います。



ほどほどに楽しい会話をしていました。

その流れで、ふと仕事の話になったのです。

彼女は、こう言いました。

「私、ネットワークビジネスをやっているんだ。」

・・・。

最初、このビジネスのイメージが浮かびませんでした。

そして、5秒の時がたち、「ドキッ」と言う音がしました。

ハートは、確かに揺れています。

脳内では、ある小動物が駆け回ります。

ねず〜みだ♪ねず〜みだ〜♪

ねずみがいっぱいだ〜♪

カ〜メルンの街は ねずみがいっぱいだ♪

チュー♪



この言葉で、すっかりペースを崩された私は、こう返します。

「それって、ねずみ講だよね?」

・・・。

我ながら、どストレートを投げてしまいました。



「女のどういった仕草に、男って魅力を感じるの?」

「う〜ん、下半身!」

ぐらい間違った答えを返してしまいました。



彼女は、ここぞとばかり、お決まりの台詞を言いました。

「私も最初は、そう思ったの。

でも、これは違うの!」

・・・。

「あ、違うの!じゃー俺にも紹介してよ!」

な〜んて言えるわけもなく、私の脳内のねずみは増える一方です。

話の流れ上、

「へ〜どう違うの?」と問うと、

「一言じゃ言えない。説明会に来て!」

・・・。

姉さん、大変です。

東京は、危険な街とです。

・・・。

助けてください!

瞳を閉じて〜♪

勧誘者は続けます。

「いつ、お休みですか?」

・・・。

言ったら、やばいことぐらいわかります。

ただ、的確な答えがわからないのです。

・・・。

以前、何かで見たことを思い出しました。

集団にカツアゲされたとき、最終手段として、

頭のおかしな子を演じるというものです。

悩んでいる暇はありません。

意を決し、私はこう答えました。



「う〜ん、下半身です。」

・・・。