何も言えない

たまに授業をしてて、何も言えなくなる事があるのです。

それは、生徒の答えが、あまりに意外な時です。

星野が突然、150キロを投げたような感じです。



ある講師から来た話です。

それは、国語の授業でした。

言葉の勉強として、反対語をやっていました。

「じゃー客観の反対って何?」

講師が尋ねます。

大体の場合、この生徒は、

「はっ!知らねぇし!!!」

と答えるのですが、「知ってるよ!」と答えたのです。

そんな前置きも意外だったのですが、答えの破壊力は数倍でした。

「じゃー何か言ってみろよ。」

講師が促すと、「なめんなよ!」と言いたげな口調で、

自信満々にこう答えたのです。

「観客でしょ!」

・・・。

主観を捨てろ、俺!