箱根1

【1月29日(土)】いざ箱根

19:35分にお仕事が終わる。

駅まで走る。

心のオルゴールが「負けないで」を奏でる。

そこに、誰一人の感動もない。

子供の前で、踏み切りを無視する。

「大人」という言葉を一瞬消去する。

電車まで駆ける。

乗る時は、そっと乗る。

だから、駆け込み乗車ではない!という顔をする。

登戸に着き、待ち合わせる。

小田原までの切符を買う。

「大人」という言葉を思い出す。

乗った瞬間、教室から電話が来る。

次の駅で降り、電話をかけなおす。

大したことのなさに、驚きを隠せない表情を全面に出す。

が、彼女が気付いてくれないので、動きで表す。

「あっ、笑ってくれた!やった!!!・・・違う。違う。」と心でつぶやく。

突然、変な動きをした人だと思われる。

貧血の人を発見する。

「やさしく声をかけてきなさい!」と命令をする。

間接的にいいことをする。

直接ができない心の小ささは、気にしないことにする。

電車に乗り、小田原に着く。

マックを探すが見つからないので、困ったときのランチパックを買う。

箱根湯本までの電車を、待合室で待つ。

待つ。

待つ。

そして、待ちすぎる。

はい、行ってしまいました。

22時半。やばくね。と思う。

終電がまだある。やばくなくない。なくせいいえー。ダンスフロアーに・・・♪

箱根湯本着く。

なんか、旅行っぽい!!!電車に乗る。

旅行っぽい電車が、切り替えし?とかする。

同情している外国人より派手に驚く。

HAKONE is wonderful!

A ball is tomodachi!

強羅に着く。

タクシーに乗る。

同乗するなら金をくれ!と彼女に言ってみるが、不発弾に終わる。

同情している外国人ではなく、同乗している外国人だった・・・。

ハイアットリージェンシーに着く。

袈裟みたいなのを着たホテルウーマンに迎え入れられる。

この袈裟みたいなのもホスピタリティの1つか!?という疑問を抱く。

2万5千ぐらい払う。

箱根着・・・続く・・・。



【1月29日(土)〜1月30日(日)】ホテルにて

大人がホテルに来たら、やることは1つなんだよ!!!つって、

ビールを冷蔵庫から取り出す。

少々高いのが気に食わないが、目の前のビールはそんな気持ちを優しくかき消す。

「ビールいる?」「いらない。」

気にせず、グラスを2個用意し、注ぐ。

結局、2個のグラスとも自分で飲む。

橋本聖子飲みというのを、彼女に伝授する。

さて、アルコールも程よく入ったことだし、

初めての旅行だしつってね、代表戦を見る。

オーストラリアつえ〜な〜。

彼女がトイレに行く。

ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ

起きる・・・眠い・・・。

長友が左サイドからセンタリングをあげる。

超ドフリーじゃん・・・。

えっ、トラップしない気?

うおーーーーーーーーーーやべぇーーーーーーーーー!

目が覚める。

今のボレーがいかにやばいかを彼女に説明する。

前後半・延長と全てを見ていた彼女に、

ほぼ寝ていた私が、いかにやばいボレーかを説明する。

・・・。

・・・。

・・・。

zzzzzzzzzzzzzz



起きる。朝は割と強い。

眠そうな彼女をたたき起こし、せっかくホテル来たんだから、朝飯を食べるべきだ!

前後半・延長とちゃんと見ていた人に対し、睡眠充分な私が主張する。

朝飯を食う。せっかくだからとたくさん食う。

代表戦とかそういう大事な試合は寝ずにみるよう注意する。

食べ終わり、変な遊び道具がいっぱい部屋を発見する。

そこに遊び道具があるから・・・ということで遊ぶ。

スピードをするが負けたので、この部屋の存在自体なかったことにしようとお伝えし、部屋に返る。

身支度を整え、チェックアウト!

間違えて、チェック嘔吐!と入力する。

2万5千円も出すところに泊まらなくても良かったかな・・・という言葉は、心のオルゴールにそっとしまう。