6/2木曜日
せっかくの振替休日も昨日の嘔吐でぐったりのため、寝て過ごす。
飯も食えず、明日は会社かぁ〜などと呑気に考えていると、
昨日と同じ発作が・・。
・・・ん?
私の記憶が確かならば、一日寝れば直るはず・・・なのに・・・。
再び嘔吐。と言っても、吐くものがなく、嘔吐気味。
おなかが痛くて痛くて、さすっているとふと気づく。
「あれ、この位置って?」
自分的には右斜め下の位置。外角低目。
今の清原じゃ到底打てまい!
などと明るく考えてみたが、痛みは消えず。
20分の苦闘の末、決心を決める。
この決断は、「娘さんを下さい」と言われた父の如し。
力なく、「すみません。」と母親を呼ぶ。
母親登場。「私を病院につれてって。」
若干、昔の映画を思い出しつつ、あわてる親&姉。
慌てている割には的確な準備を進めている。
こういう時には役立たない父親。
そんな父親に適役なタクシー探し。
さする外角低目。
タクシー現る。
「早く乗れ!」ちょっとかっこいい父親。
痛みに耐え、外に出ようとすると自分のサンダルがない。
前には自分のサンダルを履く父親。
目で訴える自分。
「おっ、履くか?」と悪気もなく聞く父親。
「いやいやいや。」痛くても突っ込みは忘れず。
サンダルを履き、タクシーまで10メートル。
この10メートルが恐ろしく長い。
つまらない授業の5分より50倍ぐらい長い。
どうにか乗り込み、後部座席でうずくまっていると、
「お一人ですか?」
と聞くタクシードライバーに
「ちょっと待ってください。」
と声を振り絞る。
2秒たち、
「あのー一人ですか?」
と聞くドライバー。
プチーん。
この時のプチーん=よくもクリリンを
待てって。叫ぶ自分。痛む外角低目。
母親、姉乗り込み、出発進行。
もと来た道を戻ったほうが早いです。姉、的確なアドバイス。
ドライバー、謎の連続切り替えし。
プチーん。
この時のプチーん=よくもクリリンを×2
病院に到着するまでにスーパーサイヤ人になれてしまった・・・。