危険な誘い

いつもの帰路。

いつもの場所で電車を待つ。

カーブを曲がり駅に入ってくる電車。

光がいつもより綺麗に見える。

一瞬、誘われる。

はっと気付き、自分に突っ込む。

「いや、いや、いや。」

突込みが弱い・・・。

自分に言い聞かせる。

「飛び込むぐらいなら、死んだ方がましだ!」

私だけが聞いた決め台詞。

しばし、陶酔!

・・・?

この時、私は矛盾と言う言葉を知る。

今さらかよ!と思うが、

1つずつ物事を覚えていくのが今は大事なのだと思う。

間違えた台詞から、無理やり何かを学ぶ姿勢。

高価な墓石を立てるより大事なはず。

もう一つ、今大事だと思うもの。

眼鏡をかけた人がラーメンを食す。

すかさず、迷いもなく眼鏡を曇らしにいく。

=チャンスを逃さない。

今はこれが大事だ。

今、必要な事。

自らバナナの皮を目前に置く積極性。

今は赤の甲羅よりもバナナの皮を重宝。

若さゆえのがむしゃらさを出す事も必要。

ただし、うちの会社、いや今のチームではつぶされる!

だから、考えたがむしゃらさが必要。

外は急激に冷えた。

だから、今は冷めたクールさをもてるはずだ。

今は考える時期なのだ。

何を考える。

とりあえずポーズだけは、ロダンが教えてくれる。

しかし、布団から出たくない。

なので、今日は何も考えない。