冷たい

私は、非常に独り言が多いです。

かと言って、こんなことに悩んでいるわけではないのです。

むしろ、何が悪いんだという感じです。

飲み会で1杯目にウーロン茶を頼む気持ちと同じです。

会社で私の右隣に座っている人は、そんな私を

はるかに超える独り言スピーカーです。

最近では、独り言っぽく私に話しかけくれたりします。

しかし、今週の独り言には何て反応していいのかわからないのです。

あれは、ちょうど眠気のピークである3時ごろでした。

隣の人、仮に鈴木さんとしましょう。

鈴木さんが、突然こう言ったのです。

「う〜、最近、股間が冷たいんだよな〜。」

独り言なので、無視をすればよいのですが、

悲しい事にお金が落ちる音がしたとき以上の

過敏反応をしてしまいました。

そして、あからさまに私を見て、

「いや、最近股間が冷たいんだよ〜」

と鈴木さんが笑いながら言っています。

良い返答を求め、脳がフル回転を始めます。

何となく、右脳で考えた方がよい気がします。

「心の温かい人は、股間が冷たくなるらしいですよ。」

・・・。

そんな、大胆な嘘はつけません。

「あそこってさー温度調節のために伸び縮みしてるじゃん♪

それが冷たいんだよ〜。」

仮名鈴木さんが続けます。

知らなかった・・・。

と言うことは、授業中寝た後のあれは、温度をあっためるためだったのね。

とか考えていると、

「俺、もう生殖機能ないかも・・・。」

・・・。

答えが思いつきません。

「いやいや、まだまだビンビンですよ〜。」

言えません・・・。

そう言えば、トシちゃんが先生のドラマが流行った時、

出席番号が自分の前だったキヨシくんを、

「キヨシ、びんびん物語〜」

と言いまくっていじめた事を思い出します。

ごめんなさい。

浅く反省しています。

なんて、応えたら良いのだろう。

3日連続聞かれているので、きっと明日も同じ話をされるのだろう。

悩むな〜。