1本化
ふと目を開けると、目の前に広がる花・花・花・・・。
今から咲き誇ろうとする花。
まさに今が満開の花。
既に枯れてしまった花。
枯れるのを必死で抑えようとする花。
スミレ、ひまわり、どくだみ草・・・。
私は誰だかはわかる。
ここはどこ?
・・・。
・・・女性専用車両・・・。
逃げる私。
追う視線。
この時、初めてはぐれメタルの気持ちを知るのでした。
乗ってしまったことは反省してますが、
言い訳をさせてください。
私が頻繁に使用する田園都市線は、
始発から9時半までが女性専用車両存在タイム。
11時半に乗っているのだから油断してしまったのです。
まさか、線によって基準が違うとは知らなかったのです。
ある所に出るはぐれメタルは、メラで倒せる!
なんて事になってたら、物凄く驚くわけですよ。
それと一緒の感覚です。
そもそも、女性専用車両って何のためにあるのかが疑問です。
私は、てっきり痴漢対策なのだと思っていました。
でも、今回の時間帯を考えると、違うようです。
なんか、終電ぐらいに8両目はゆったり座っている女性たちがいて、
7両目は中途半端に混んでいる状態に自分が存在すると、
自分を全く関せず、物凄いビューティフルゴールが決まった時の気分になります。
せめて、目的と時間帯を1本化していただけないでしょうか?