マイナスはマイナス

先行情報が、42歳フリーター・・・。

ポジティブシンキングで受け入れるのにも、限界はある。

ニートが軽く見えてしまう。

やる気があればいいってもんじゃない。

どんなに話をしても、一度マイナスになったものは、

中々プラスにはならない。

マイナスにマイナスな情報が、乗算されると、深いマイナスになることがわかった。

人を見た目で判断してはいけないし、

いいところを探さなければいけないことはわかっている。

ただ、90分あの人に教えられる生徒を思うと、

というか、私が無理なのだ。ごめんなさい。

ふと昔の記憶が甦る。

大学3年生の頃だったと思う。

演劇仲間と共に、ある宿泊場所に泊まった。

最初、女子2、男子1で、とりあえず温泉?に入った。

私は、一緒でも全然構わなかったのだが、

女子は女子風呂と言うところに消えていった。

私は、1人、男女共同参画社会とつぶやいた。

1人で男子カテゴリーの風呂に入っていると、

2人の男が入ってきた。

湯気で見えなかった背中が見えたとき、

そこにいたのは龍であった。

京都で見た鳴き龍はとても素晴らしかったが、

今泣いているのは私であった。

あがるタイミングを失った私は、

中3以来、初めて生存権と言う言葉が頭によぎった。

そんな龍を背負った男達は、前も隠さずご立派だった。

オーラがご立派に見せたのかもしれない。

私は、それをドラゴンボールと名づけた。

「伸びろ、如意棒!」って言って、伸びたら面白い。

と下ネタを想像する事で、やり過ごそうと頑張ったのだ。

しばらくし、男達はさっていった。

そんな危機的状況も耐え切った私が、今回は無理だと思った。

色々な人に話を聞いてもらい、色々な人の仕事を増やした。

本当に申し訳ないと思うが、被害を受けるのは生徒な気がする。

タイミングを逃すわけにはいかなかった。

反省もしているが、自分の決断力に感心もしている、26歳、16歳差は埋められず・・・。