6年引退

松坂世代ですから・・・。
なのかわからないですが、6年が4人いて2人レギュラーで。
7人5年生がレギュラーというチーム状況。
先輩たちの引退試合もさほど思いがあったわけではないですが、
なんか最後だから勝たないと悪いかなっていう気持ちは少しあった気がします。
そんな浅はかな気持ちでのぞんだ試合だったのですが、
予想外に熱い試合になってしまいました。
相手の若林ドラゴンズのピッチャーが良かったかどうか覚えていないのですが、
0対0で試合は4回までいったと思います。
6番バッターの私の2打席目は、センターへの大きいあたりでした。
私の頃の少年野球は、外野に飛べばほぼヒットでしたが、
まぁ取られてしまったわけです。
正直、外野に飛ばしたのが私だけなので、
おそらく試合を決めるのは私なんだろなって思っていました。
次の打席は、ランナー1塁で回ってきました。
今でも熱いな!と思うのですが、
5番バッターが私にこんなことを言っていたのです。
「俺は、絶対に塁に出る。出たら、3塁まで絶対盗塁を成功させるから、
お前は試合を決めてくれ!!!」みたいな。
顔もイケメンな奴に言われたのもあり、
俺しか決められないという思いも前の打席から持っていたので、
「わかった」とだけ伝えました。
細部まで理解していないのに、わかったと言ってしまうのは、
このころにはじまったのだと思います。
打席に入ると、まずは約束を守らないといけないので、
2球待たせていただきました。
イケメンは、有言実行。
顔で負けている私は、実行せずにはいられないのです。
まぁ、ここでヒットを打ったとしても、
どうせ女子は3盗を決めた彼に集まるのだろうとわかっていました。
でも、不細工村としては打つしかないのです。
インコース寄りの高めでした。
ボールは見えていました。
左中間に2塁打を打ちました。
結果的には、私が凄いので、こっちに響く女子もいるかなと思いました。
実際、女子が見ていたわけはないので、そっちの結果は何も出ませんでした。
セカンドベース上、めっちゃ嬉しかったのですが、
ガッツポーズが恥ずかしくて、小さくやってしまいました。
試合は、そのまま1対0で勝てれば良かったのですが、
残念ながら同点に追いつかれ、最終的にはこちらのスクイズが成功し、
試合が決まりました。
スクイズ決めたやつもイケメンの奴でした。1番バッターね。
結果はすごくても、イケメンが最後に結果を持っていくことをこのとき知りました。