ミッション⇒ポテトを守れ!!

海上自衛隊だっけ?金曜日がカレー曜日のように、

我が塾は、土曜日がシンデレラ曜日です。

その中でも一番危険なのが昼休みです。

昼休み、シンデレラはガラスの靴を脱ぎ捨て、

スニーカーに履き替えます。

身動きを取れやすくした彼女は、誰彼かまわず話に割り込みます。

ちょっとワルだけど、面白い中学生と話していた時です。

「テストさ〜頑張ったんだ〜。」

「へぇ〜どうだったの?」

「英語さ〜前40点だったんだけど、56点取ったんだよ。

凄くない?だから、飴頂戴!!5000円でもいいよ。」

「やばい、凄いじゃん♪でも、5000円はあげないけど・・・。」

「凄いでしょ!頑張ったんだ〜♪じゃー3000円でいいや。」

「私なんか〜96点だった。英語なんか目つぶっててもできるよ。

ていうか、聞いてくださいよ、先生!英語部の人に勝ったんですよ。

私も元英語部だったんだけど、ずっと英語部なのに何やってるんですかね〜。

でも、私英語なんか目をつぶってても・・・(続く、無限ループ)。」

ワードで論文作っている時に、ふと横を見たら電源を長押しする人がいて、

その人が得意の膨れっ面で笑ってる所を想像していただければ、

なんとなくこの痛みがわかっていただけると思います。

んなもんだから、シンデレラをマンツーで守るのは辛いから、

昼休みはゾーンでフェンスでみんなで守ろうと言っているのに、

うちの講師たちは私にマンツーをさせるんです!!!キィーーーーー!!!

まぁ、これは許せる範囲として・・・。

本当にやめて欲しいことが一つあるのです。

人のポテトを勝手に取るのはやめてください。

ポテトをあげるのが嫌だって言う小さい男ではないのですよ。

欲しいと言えばあげるし、基本的にはその場にいる人には、

自分から「いる?」って言う結構いい奴なんですよ。

ただ、当たり前のように持っていかれるのはひどく腹がたつのです。

今日は、どうにか死守してやろうと、講師しか入れないスペースで、

しかも距離も間合いに入らないよう遠めで食していたのに・・・。



彼女はそっと立ち上がり、

入ってはいけないスペースへ済ました顔で侵入した。

そして、ためらいもなく食った。

そして、少しその場に居座った。

そして、元の位置に戻り、また立ち上がった。

そして、歩み寄り、また食った。

その動きは、トイレに入り、ズボンを下ろし、出すものを出し、

拭くものを拭き、流す、それぐらい自然の動きだった。

私は何もできなかった。

経験が私の動きを止めた。

ポテトを取る手ははっきり見えた。

しかし、私はそれ以上目線をあげなかった。

知っていたのだ。

目を上げれば、そこには得意の膨れっ面があることを・・・。

しかし、私は一言も発さなかった。

知っていたのだ。

声を発すれば、そこからは得意の女心論が始まることを・・・。

そう、私はダルマさん・・・。

手も足も出ない。



解決策は、マックを食べないこと。

土曜日は、カレー曜日にしようと思った26歳腰痛・・・。